Webデザインに関する読書:なるほどデザイン
2ヶ月ぶり!またブログに帰ってこれてよかった!早いものでデザイナーとして一歩を踏み出してから2ヶ月が過ぎました。入社後しばらくは退勤しても休日でも「これは今!!!今この瞬間にやっておきたい!!!」という快楽に身を任せっぱなしでオンオフはまるで皆無でしたが、最近ようやく退勤後や休日に自己学習に時間を割くメンタルになるタイミングが出て来たので帰ってきました。(ただいまー!)これでここからは違う角度からもデザイナーとしての腕を磨ける…これもこれで楽しみで震える…
忘れないうちに読書メモ!
例にもれず気にしいな性格が「上から目線じゃないかな…」と不安がっておりますが、もしそう受け取れたとしてもそのつもりはまったくないので仏の心で読んでくださいと先にスライディングしながら土下座しておきます。
ざっくり感想
Webデザイン関連にめちゃくちゃ活きるお話もあったし、アイキャッチとかバナーとかビジュアルの制作にもめちゃくちゃ活きるお話もあったし、そもそもデザイン全般としてめちゃくちゃ勉強になる…なんだこれ…という内容だった。既にどこかで知識として得ていてなんとなく実践していたようなことも、理由、仕組み、図説と懇切丁寧に解説されているおかげで、なぜそうすることが大切なのか、なぜそうすると効果的なのか、などがとても明確に自分の中で言語化されて落とし込むことができた。
内容のボリュームは、デザインのフローにおける各フェーズの要点解説、配色・タイポグラフィ(フォント)・写真・といったような、それぞれの要素で本が一冊二冊だせるようなトピックの集合体で、それぞれ分かりやすく要点を絞っていてしかも図説つきという神コンテンツだったので私の「保存版デザイン辞典(心構え付き)」に仲間入り決定!(8888)
デザインってどんなことを考えて進めるものなの?に対して全体像を見渡せるような構成で、評判通りデザイナー・デザインに興味がある非デザイナーなど、いい意味でターゲットを選ばない万能書だと思う。
内容の構成
- 誰に向けたデザインなのかを最初にしっかり考える大切さ (ターゲットによって同じ題材でも見せ方は全く違うということ)
- デザイナーがデザインをする上で気を付けること、心構え
- 常に優先度を意識して天秤にかけ、「伝えたい量」と「伝わる量」バランスを調整する
- 主役をきちんと目立たせるということ
- デザインに対するキャラ付けの大切さ(特徴を抑える?押し出す?)
- 題材からイメージを広げてデザインに還元する(連想したものをデザインと紐付ける)
- 言葉と絵では伝え方、伝わり方が違うのでどちらがふさわしいのかよく考える
- 神は細部に宿るけど、細部をいじるのは最後まで我慢
- デザインをする上で大切な2つの愛(プロダクトに対して・ユーザーに対して)
- デザインを構成する要素について解説
- 文字や言葉
- 色
- 写真
- グラフやチャート
これからやってみよう!と思ったこと
- デザインを始める前に、改めて「どんな人に」「何を」「いつ・どこで」「なぜ」伝えたいのか整理するように心がける → その結果によって表現の方法を考える(構成・書体・文字サイズなど)
- 自分の中でデザインを通して達成したいことが明確になっているか確かめる → 頭の中を図解したり、手書きでラフスケッチしてみる(→装飾などの余分な要素が削ぎ落とされるので、構成だけに集中して見極めることができる)
- 全体が概ね完成したあとに細部の足し算・引き算を調整する
- 何を伝えたいのか常に自問自答を繰り返して、優先順位を間違えないようにする
- どれが主役(メインコンテンツ)がきちんとメインとして分かるか、遠目からも俯瞰してみる
- 書体を声色に例えてみたり、色を年代(時代)に例えたりして、どんなイメージ(キャラ)になるのか想像してみる
- 題材から言葉やイメージをブレストしてたくさん連想し、そこから表現のヒントを得る練習をする
- 表現や説明について言語・非言語どちらが伝わりやすいのか検討して、見た目のバランスも整える
- 最初は荒く見る→最後は細部を見るという流れを習慣づける
- デザインを通して伝える題材(プロダクト・サービスなど)への愛を深める → 対象を深く理解し、いいところを見つけ出していちばんふさわしい姿(表現方法)にしたいという気持ち
- デザインを通して題材を届ける相手(ユーザー)への愛を深める → 届けたい相手になりきったつもりで興味や気分を想像して寄り添うアウトプットを心がける
まとめ
他にも実際にどういう表現にするのかなどのテクニックや知識も書ききれないほど紹介されていて本当に勉強になった。読んで知識として吸収できるのが理想だけど、私は一度で全部は無理なタイプなので、おそらく作りたいものと対面するたびにこの本の該当するところを開いて参考にしながら実践していくのが一番自分にあったインプット&アウトプットだろうなあと感じた。
Kindleで購入したけど物理本ほしいな〜〜〜でもこういう辞書的存在の本が物理で増えると全部持ち歩くのは無理だもんな〜〜〜どうしよう。。という葛藤とともに今回は締めようと思います!