ヒューリスティック評価というものが気になった
先日のデザイン勉強会でちらっと紹介されたヒューリスティック評価というものが気になっていたものの、なかなか時間をとって読み込めていなかったので、今回ようやく自分なりに備忘録としてまとめておこうと思います。
ヒューリスティック評価とは?
- 自分の作ったデザインが、ユーザーにとって使いやすいかどうかを客観的に評価するもの
- ヒューリスティック評価はユーザビリティインスペクション法の1つ
- ユーザビリティの専門家が対象となる機器やシステムを見て、その洞察に基づいてUI上の問題を明らかにする発見する手法
→ つまり、経験則(ヒューリスティックス)に基づいてユーザビリティを評価し、UI上の問題を発見する手法ということ
→ ユーザビリティの専門家がUIに関する問題点を抽出し、それに対する改善案を提案する - 経験則に基づいて評価するので、実際にプロトタイプを操作しながら評価を行う
- ヒューリスティックとして有名なものの1つにヤコブ・ニールセンのユーザビリティ10原則がある
今回はこれに沿って、問題点を抽出→改善していく(見つけた改善点を記録して、デザインに反映していく!)
★一部、U-Siteさんから引用
ヤコブ・ニールセンのユーザビリティ10原則
- システムステータスの認知
システムが今どんな状態かユーザーに知らせる
ex) プログレスインジケータなどを設置して視覚的にユーザーに知らせるなど
インジケータってなんだ、から調べてまた読みたい記事が増えた(^q^)
goodpatch.com - システムと実世界の調和
開発現場で使っているいわゆる専門用語を使ってしまうと、ユーザーには分からない
ex) バリデーション→エラー表示、マージン→間隔 - ユーザー制御と自由
ユーザーの逃げ道(やり直しの道)を作る
ex) Undo、Redo、Cancel - 一貫性と標準化
一貫性のあるデザインにする
ex) 様々なボタンや色使いが混在していると、ユーザーは混乱してしまい学習コストが上がる - エラー防止
エラー表示が起こるとユーザーは注意されているような気持ちになるので、なるべくエラー表示をしないデザインにする
ex) 英数字のみ入力可能なフォームならそもそも日本語キーボードを表示しない、など - 想起ではなく認識
ユーザーがその表現を見た時に認識(簡単に思い出せる)できるようなデザインにする
ex) この言葉どこかで見たことあるけどなんだっけ…→この言葉はどこでもよく見る!分かる! - 柔軟性と効率性
頻繁なアクションにはショートカットキーを設定する - 美的でシンプルなデザイン
過度な情報や装飾を削ぎ落として、必要最低限の表現に留める(必要な情報を際立たせるため) - ユーザーがエラーを認識、診断、回復することをサポート
単純に「エラーだよ!」と知らせるだけではなく、問題を正確に認識してもらって改善してもらうために、明確にエラーの内容と解決策を提示するように意識する - ヘルプとドキュメント
ヘルプとドキュメントを、ユーザーがわかりやすい(アクセスしやすい)位置に提示する+内容もユーザーにわかりやすいか気をつける
感想
普段からUIでもWebデザインでもユーザビリティ大事!って自分でも思っているけど、じゃあ具体的にどうしたら良いのか?何に気を付けたら良いのか?というより具体的な視点が増えて良かった。これあとで読も!のブクマがすごい溜まってて消化したくて少しずつ読むけど、読む度に新しいこと調べてまた記事が増えていくという無限ループ(^q^)